小岩地区にお住いの皆さま、こんにちは!
院長の佐藤優(すぐる)です!
4月になりました!
今月から新生活という方も多いのではないでしょうか?
環境が変わると体調も崩しやすいので、頑張りすぎには注意です!
体調管理は毎日の食事から!ということで、シリーズ栄養学です。
今回は食物繊維の続き、「水溶性食物繊維」のお話しです。
水溶性食物繊維は文字通り、水に溶ける食物繊維です。
水に溶けると粘性が生じて胃腸内での滞留時間が長くなるので、食べ過ぎの防止になります!
どんな食品に含まれているかといえば、皆さんも聞いたことがある、マンナンがこんにゃくに含まれています。
なるほど、蒟蒻畑か!
確かに腹持ちいいですね。
ほかにも果物やりんごの皮、柑橘類の皮、野菜に含まれるペクチン、マメ科に含まれグアガム、昆布、ワカメに含まれるアルギン酸などがあります。
水溶性食物繊維は腸内を通過する途中でコレステロールや胆汁酸などを吸着して体外に排出してくれます。
食物繊維はほとんど消化吸収されずに排出されるため、脂質異常症や動脈硬化など生活習慣病の予防にもなります。
目標摂取量は1日20gですが、心筋梗塞による死亡率の低下が確認された研究では24g以上とされており、積極的な摂取が必要です。
水溶性食物繊維は糖質の消化吸収を緩やかにするので、急激な血糖値の上昇を抑えて、糖尿病の予防にも役立ちます。
前回紹介した、「不水溶性食物繊維」とのバランスも重要で、不水溶性食物繊維2:1水溶性食物繊維の割合での摂取が理想です。
バランスが崩れると下痢や便秘を起こすこともあります。
以上で7大栄養素についての話は終わりですが、次回はまとめをしたいと思います!