小岩地区にお住いの皆さま、こんにちは。
院長の佐藤優(すぐる)です!
元号も変わり、消費税も10%になり、台風で大きな被害に遭った2019年も、今月で終わりですね。
僕的に来年の大きな関心事は、やはり東京オリンピックです。
まだ、チケットは入手していませんが。
世界の超人が集うスポーツの祭典にドキドキします。
ドキドキといえば、フルマラソンのレース当日!
お腹の調子が悪くなるランナーが多いですよね。
ランナーに限った話ではありませんが、お腹の調子が悪くなる要因に、脳と腸が相互に信号を送り合う、「脳腸相関」が関係していると近年の研究で明らかになりました。
ストレスと腸の密接な関係を示す病気に、「過敏性腸症候群」があります。
大腸内視鏡検査などで明確な異常が見つからないにも関わらず、下痢や便秘を伴う腹痛が頻繁に現れます。
その原因の一つに考えられるのが、心理的ストレスです。
緊張する場面で同じような現象に悩まされる方が多くいます。
そこでお勧めしたいのが、認知行動療法(CBT)という心理精神療法です。
不意の便意に襲われる心身の反応を自己分析し、焦りや緊張、不安を和らげる対処法を導き出すプログラムです。
いざという時の対処法をいくつか考えておけば、いろいろ試せます。
引き出しが多いほどレースや状況に応じた対応力が高まります。
日常なら下痢止めを服用するなどで対処できますが、レースでは脱水状態の一因になるので、腎臓をはじめとする内臓全体に負担になるような薬の使用は控えたほうが無難です。
走ることにストレスを感じないよう、レースを楽しむことが大切です。
皆さま、今年もありがとうございました!
よいお年をお迎えください。